『"技術"を無理やりモノに置き換えて例えると「今日の買い物分、全部タダにして」と言っているようなもの』
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とてもいい記事を見つけたので紹介です。
どうしてプロに無償で仕事依頼しちゃダメなのか - 原価のある、時間 - What a strange world it is.
記事の中で下記のような記述がありました。
プロに無償で仕事を頼む人は、"手に職系"の人達が"技術"をお金に変えて生活しているということを理解できていないのだと思います。
別の言い方をするなら『金=モノ』としか思えていない。
時間をかけて頑張ることは、モノが発生しないため無償で頼まれることが多くなります。
僕のパターンだと今まで5回くらい結婚式のムービー作成を頼まれたことがあります。例えば去年の12月に二人の結婚式再現ムービーをパロディ風におもしろく作成してほしいとお願いされたことがありました。
大事な友達だし、心からお祝いしたいし、心から協力したいと思ったのでもちろん引き受けました。
そのムービー作成のためには、
- どういうムービーにするかシナリオの考案
- 出演してもらう友達へのアポ・調整
- いろんなところに行っての撮影(交通費+自分の時間+手伝ってもらった人の時間+機材+技術)
- その他撮影の場所(レストラン、居酒屋などの代金)
- 編集
- 事前の再生確認(会社を休んで披露宴会場まで行って再生確認)
などなどものすごいお金といろんな人の時間と周りへの迷惑(会社を休んだり調整してもらったり)と、それに合わせてシナリオ考案、撮影、編集という技術力がかかっています。
そしてできる成果物はDVD1枚。
頼まれることは嬉しいし、御礼の言葉もたくさんもらったし、お金とか抜きにして協力してあげたいと思う友達なので特になんとも思っていないですが、上にあげた時間+苦労+お金+技術力は頼んだ本人はおそらく気付いてない気がします。まあ持ちつ持たれつの仲間なので全然気にしてないですが。
個人的にはすべてを「換算」しないからこそ楽しいと思いますし。
この記事の中で下記のようなコメントがありました。(そのまま抜粋)
プロに無償で仕事を頼む人は、"手に職系"の人達が"技術"をお金に変えて生活しているということを理解できていないのだと思います。
別の言い方をするなら『金=モノ』としか思えていない。
"技術"を無理やりモノに置き換えて例えると、
八百屋さんに「このリンゴ、タダでちょうだい」とか、
「今日の買い物分、全部タダにして」と言っているようなものです。
場合によっては、「数日分の買い物をタダにして」位のこともあるかも。文頭の天王寺区役所の場合だと、
さらに「ここの店はタダでくれるよー!って宣伝してあげるね」という感じでしょうか。
これだけでもちょっと異常なのが想像つくでしょうか?
"技術料"というのは目に見えないので、"気持ち"に換算されがちなんでしょう。
でも、実際に換算する時に「近い」のは"時間"です。言うまでもなく、世の中で一番高いのは人件費です。
多くの人が"時間"を売って生活しています。
そんな中、友達に「時間をタダにしろ」というのがどれほどおかしなことかわかるかと思います。
技術をどう換算するか、そして記事の中で書いてある
「親しい間柄」の人が、どの「特別な場合」に、
「好意」で、"原価のある、時間"を遣ってくれるか否かはケースバイケース。
ま、ここの測り方が一番むずかしいと言えば難しいんですけどね(笑
この「好意」というのは非常に難しいですが、
日々感謝の気持ちは忘れずに生きていきたいと感じた次第です。