人生やまあり

大学卒業後IT会社に就職してITをやってます。

脱法ハーブとはそもそも何?「脱法ハーブ・脱法ドラッグ」についてのまとめ。


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「脱法ハーブ」別名「合法ハーブ」をめぐる事件や事故が多発しています。
6月24日にも池袋で脱法ハーブ利用者が男女8人を死傷させるという大きな事件が起きました。

池袋暴走容疑者宅から植物片、脱法ハーブ常用か 死傷は8人に (産経新聞) - Yahoo!ニュース
脱法ドラッグ、呼称変更検討=「事実上違法」と公安委員長 (時事通信) - Yahoo!ニュース

6月24日夜、東京のJR池袋駅近くの路上で、乗用車が歩道に突っ込み、歩行者1人が死亡、7人が重軽傷を負う悲惨な事故。
運転していた37歳の男性は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の疑いで、警視庁に現行犯逮捕されております。

男性は「運転前に車内で脱法ハーブを吸った」「運転している途中から(事故後に)警察官に声をかけられるまで全く記憶がない」と供述しているらしい。

そもそも脱法ハーブ・脱法ドラッグとは?

脱法ドラッグとは

別名合法ドラッグとい呼ばれていることからも分かる通り、「違法でない」つまり「法律上取り締まり対象になっていない」薬物である。多くの人がよく勘違いしているが「違法ドラッグより症状が軽いドラッグではない」ことに注意。

Wikipediaでは下記のように説明されている。

脱法ドラッグ - Wikipedia
本において脱法ドラッグは、吸飲や経口等で摂取し、中枢神経系に作用し酩酊・多幸感・幻覚などの向精神作用をもたらす薬物のうち、法律、条例、省令等によって、所持や摂取、売買の禁止対象となっていない薬物のことを指す。

脱法ハーブとは

脱法ハーブとは脱法ドラッグの一種である。

脱法ドラッグの種類

脱法ドラッグはおおまかに下記の通り分類される。

分類 説明
ケミカルドラッグ 粉末、液体、錠剤のものが多く、スマートドラッグとも呼ばれている。主に口から摂取する。計量が難しいため、過剰摂取してしまう例も多く、死亡例も多い。(オーバードースというらしい)
ナチュラルドラッグ 植物や植物加工品などのドラッグ。主に鼻と口から摂取する。ケミカルドラッグ同様オーバードースの危険あり。すでに麻薬指定されているマジックマッシュルームもナチュラルドラッグである。
ニトライト系・亜硝酸エステル類 帰化したドラッグを鼻から摂取する。Wikipediaによると使用により酩酊感が得られ、快感が上昇するらしい。血圧低下が起こり循環器に障害を残す場合があるらしい。

結局脱法ドラッグは違法?合法?

脱法ドラッグ、合法ドラッグの名の通り、正確にはそれ単体では違法ではない。脱法ハーブを精製する際に用いられる薬物は、成分の含有量を変化させたりして化学式をわずかに変化させてしまうだけで、薬事法の指定を免れてしまう。つまり薬事法で違法薬物指定する前に別の薬物を生み出してしまうのだ。これが、まさに法律の抜け穴となっていた。

しかし法改正により年々取り締まりが強化されており、東京都では指定薬物に該当しない薬物であっても、健康被害が出ることが確認されたら「知事指定薬物」として、即座に違法として扱われることになった、らしい。(参照:http://wotopi.jp/archives/6433

そもそも脱法ドラッグが合法だったとしても、今回の池袋の事件のように、ドラッグが原因の事件が多発しています。

吸ったらどうなる?

下記サイトがとても詳しいです。最悪の場合は死に至ってしまうこともある危険なものです。。。。
使ったらどうなるの? | みんなで知ろう違法(脱法)ドラッグ

依存度がとても高く一度の使用で人生が台無しになることもあります。

その作用が切れたときの絶望感や不安感は、耐えられないほどに強いので、それから逃れるために、またドラッグに手を出してしまい(依存)、次第に自分の意志では止められなくなってしまいます。
また、繰り返し使用していると、一回に使う量がどんどん増えていきます(耐性)。こうなると、薬物欲しさに暴力事件を起こしたり、窃盗などの犯罪に手を染めるなど、薬物無しでは生活できなくなります。

一度の利用が人生を台無しにします。
みなさん、合法・違法に関わらず、ドラッグには手を出さないようにしましょう。